美瑛駅や美瑛町内の公共施設、本通の建物に使われている白っぽい石は「美瑛軟石」と呼ばれる石です。
石質は、大雪山の噴火による火砕流の堆積によるもので、流紋岩質溶結凝灰岩と呼ばれ石英が肉眼で見えるのが特徴です。
石質は、大雪山の噴火による火砕流の堆積によるもので、流紋岩質溶結凝灰岩と呼ばれ石英が肉眼で見えるのが特徴です。
この石は明治39年から昭和44年頃まで美瑛町内(現在の美瑛駅北西側の国道沿い付近)で採掘が行われ、建築資材や土木資材として広く使用されていました。
現在では穀物倉庫などを解体した際の廃材を再利用して、美瑛町の美しい景観づくりに生かされています。
現在では穀物倉庫などを解体した際の廃材を再利用して、美瑛町の美しい景観づくりに生かされています。
美瑛軟石を使った建物
美瑛駅舎
昭和27年に竣工した美瑛駅舎は美瑛軟石を使用した石造りの建物として建築され、美瑛町観光スポットの一つになっています。
また、国鉄分割民営化に伴い昭和63年に一部改修され、美瑛町の玄関にふさわしい駅舎となりました。
また、国鉄分割民営化に伴い昭和63年に一部改修され、美瑛町の玄関にふさわしい駅舎となりました。
昭和27年の美瑛駅舎
本通商店街
平成元年から着工した本通土地区画整理事業では、地元の建築協定により建物正面の腰に美瑛軟石などが使用されており、「丘のまち」びえいの特色ある街並みとなっています。
道の駅「丘のくら」
昭和6年に作られた美瑛軟石を使用した農業用倉庫を物産館として改装し、特産品の販売や地域の食文化の提供・紹介を行い、道の駅「丘のくら」として来訪者との交流の場として利用しています。
道の駅「丘のくら」
道の駅「丘のくら」
丘のまち交流館 bi.yell
使われなくなった施設をリノベーションし、美瑛産カラマツと美瑛軟石を使用、ぬくもりの空間に生まれ変わりました。
町民や観光客が気軽に利用でき、さまざまな交流の輪が広がる複合施設です。
丘のまち交流館 bi.yell
町民や観光客が気軽に利用でき、さまざまな交流の輪が広がる複合施設です。
丘のまち交流館 bi.yell
丘のまち郷土学館「美宙」
町民の皆さんをはじめ、多くの方に美瑛の郷土や自然、天文について学ぶ場を提供し、文化、教育及び科学の振興を図り、より豊かな生活の実現を目指す施設です。
美瑛軟石の成り立ちは本施設の展示で学ぶことができます。
丘のまち郷土学館「美宙」
美瑛軟石の成り立ちは本施設の展示で学ぶことができます。
丘のまち郷土学館「美宙」