学習指導要領について
学習指導要領とは
文部科学省が告示する教育課程の基準です。社会の変化や時代のニーズに沿って、約10年毎に改訂を行っています。幼稚園は平成30年度、小学校は令和2年度、中学校は令和3年度、高等学校は令和4年度から新学習指導要領が始まりました。
改訂のポイント
幼稚園や保育園から、小学校・中学校・高等学校の教育へつながる18歳までを見通して「育むべき力」を教育活動の中に明確にしました。
幼稚園・保育園
「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」
1 健康な心と体 2 自立心 3 協働性 4 道徳性・規範意識の芽生え 5 社会生活との関わり 6 思考力の芽生え 7 自然との関わり・生命尊重 8 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚 9 ことばによる伝え合い 10 豊かな感性と表現小学校・中学校
「目指す姿」
・生きて働く知識・技能の習得
・未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成
・学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性等の涵養
※言語活動、理数教育、伝統や文化に関する教育、道徳教育、体験活動、外国語教育の充実が重要
です。
教科
・小学校:3・4年生外国語活動、5・6年生外国語の教科化・小学校、中学校共通:道徳の教科化、倫理的思考力の育成、ICT機器の活用を促進するプログラミング教育
授業時数
・小学校:週当たり低学年で2コマ、中高学年で1コマ増えます。・中学校:週当たり各学年1コマ増えます。
誰一人取り残すことのない教育
学校における新たな基盤的なツールとなるICTも最大限活用しながら、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく育成する「個別最適な学び」と、子供たちの多様な個性を最大限に生かす「協働的な学び」の一体的な充実を図ることが求められています。
参照:「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)」(令和3年1月26日)
高等学校
「社会の変化に対応し、生き抜くために必要な資質・能力を備えた子どもたちを育む」
・主権者教育・消費者教育:選挙権年齢が18歳になり、令和4年度から成年年齢も18歳になったことから、自立した消費者を育成するため、公民科に必須科目「公共」が導入され、「技術・家庭科」と合わせて学びます。・情報教育:現在の「情報」を再編し、すべての生徒が履修する「情報Ⅰ」を新設します。内容は、プログラミング、ネットワーク(情報セキュリティを含む)やデータベース(データ活用)の基礎等を必修化します。
学び方に対する考え方
・アクティブラーニング:主体的・対話的な学び、深い学びを目指します。
主体的…自ら興味・関心をもつこと。
対話的…教職員や地域の人とコミュニケーションを取りながら自分の考えを広げること。
深さ…学習した知識を相互に関連付けて理解を深めること。
※社会や時代の変化に対応するため、学習指導要領が大幅に改定されています。参観や相談など、わからないことや心配なことがあれば下記窓口まで、お気軽にお問合せください。
小学校及び中学校で使用する教科書の採択について
市町村立小中学校で使用される教科書の採択について協議を行う「北海道第6地区教科書採択教育委員会協議会」において、「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」の規定に基づき、小学校及び中学校で使用する教科書を次のとおり採択しましたので、お知らせいたします。
令和6年度から小学校で使用する教科書
令和7年度から中学校で使用する教科書
1. 採択結果PDF(74.44 KB)2. 採択理由PDF(194.05 KB)
社会科副読本「びえい」について
社会科副読本「びえい」は、美瑛町の3・4年生が社会科を主とする地域の学習に際して、少しでも地域に密着した学習の一助になるようにとつくられました。社会科副読本「びえい」