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十勝岳ジオパーク構想

十勝岳ジオパーク構想

基本理念

 美瑛町・上富良野町は、十勝岳の火山活動によって生まれた大地に、自然と人の営みによって育まれた、美しい丘陵景観が広がっています。その丘には人々の苦労と希望の結晶として豊かな農作物が実り、温泉は癒しを与え、火山の恵みとして貴重な地域資源が多く存在します。これらの地域資源は、火山との共生と火山災害からの復興の中で、歴史や文化とともに継承されてきました。
 私たちは、この地域資源の魅力を守り、学び、広く発信して、火山と共生する質の高い地域づくりに取り組むことで、将来にわたって住民が地域に誇りを持つことができる、持続可能な発展を目指していきます。

基本項目

 1.美瑛・上富良野の雄大な大地や生態系を保全します。
 2.十勝岳と共に生きてきた歴史を学び、「郷土愛」を育みます。
 3.地域を活性化させるため経済や観光の発展に寄与します。
 4.防災教育を通して災害に強いまちづくりを目指します。
 5.ジオパークネットワーク活動に積極的に貢献します。
 6.地域住民と関係機関・団体等と共に、継続的なジオパーク活動を推進していきます。
 

テーマ

丘と火山がおりなす彩り
要約
地域の丘観光や景観、農業の歴史(軌跡)は波状丘陵地帯が描いてきた地域のストーリーである。
うねる大地とは波状丘陵のこと、十勝岳の軌跡は噴火の歴史、十勝岳の恵みによる観光の発展、防災・減災の歴史のことである。

ロゴマーク


 十勝岳ジオパーク構想では、地域の皆さんにとって親しみがあり、まち全体で取り組んでいくジオパーク活動のシンボルとして掲げていくためのロゴマークを、公募により決定しました。
 このロゴマークは、「十勝岳と波状丘陵をモチーフに雄大な自然のパノラマ」をイメージしてデザインされました。今後の活動の中で、パンフレットや案内・解説看板など幅広く使用していきます。
 

ジオパークとは?

 ジオパークとはギリシャ語で「大地」や「地球」を意味する言葉です。美しい自然景観や学術的価値を持つ地形を見どころとし、その土地や地球の成り立ちを学び、人と大地の関係を楽しみながら学習できる自然の公園のことを言います。
 美瑛町並びに上富良野町全域は、十勝岳火山活動により今日の大地が形成され、火山と共生したまちづくりを進める「十勝岳ジオパーク構想」エリア内には、雄大で美しい自然や貴重な地質、さらには周辺の豊かな自然に育まれた多くのジオサイトがあります。

ジオサイトって何?

 「ジオサイト」とはジオパークの見どころのことで、多くは美しい自然景観(地形)や地層、岩石、温泉などがありますが、ジオパークの醍醐味はなんと言ってもその地域で暮らす人々の歴史、文化と地球(ジオ)との繋がりが体感できる点です。
 美しい景色や地層、岩石などの背景には私たちの暮らしや文化が見え隠れしています。そこに気づき体感できるのが「ジオサイト」です。

日本ジオパークネットワーク

 日本ジオパークネットワークとは、日本国内のジオパークとジオパークを目指す地域が相互で協力し、よりよい地域振興・保全・教育のためにジオパーク活動をする地域の集まりのことです。
 日本ジオパークネットワークの正会員として加盟し、正式にジオパークを名乗るためには、日本ジオパーク委員会による審査(書類審査と現地審査)に合格する必要があります。(合格するまでは日本ジオパークネットワークの準会員として加盟し、ジオパークを目指す地域・構想を持った地域として活動を推進します。)また、認定後も4年に1回の再審査を受けるため、常に発展的な活動が求められます。
※日本ジオパークネットワーク公式サイトはこちら

ジオパークを推進するメリットは?

 地域の貴重な地質をはじめとした資源を保全するとともに、そのなりたちや歴史を伝えていく教育活動、大地の雄大さや豊かな食などが感じられる観光をはじめとした地域振興など、ジオパークを活用した様々な活動をしていくことで、住民主体で育む豊かなまちづくりを推進することができます。

北海道のジオパーク

ジオパーク地図

十勝岳ジオパーク構想(美瑛・上富良野エリア)の3つのジオストーリー

1.「北海道の屋根 十勝岳ものがたり」

 十勝岳が生まれたのは数千年前、そこから幾度と噴火を繰り返し、噴出した溶岩による山体や噴火口を移しながら現在の姿を形成している。
 十勝岳の登山道からは1926年の噴火によって発生した泥流の堆積物など、火山活動の生々しい痕跡を観察することができる。
 また、十勝岳は豊かな自然に囲まれており、広大な天然林や泥流被害以後の植生である白樺街道、氷河期の生き残りとも言われるエゾナキウサギなど、火山周辺の地域ならではの生態系も十勝岳の資源である。火山の恵みである温泉は十勝岳の周辺でいくつ も湧き上がっており、人々を癒し続けてきた。それら十勝岳連峰と人々の歴史について語る。
十勝岳
 

2.「大地に育まれた火山と共生する美しい丘のまち

美しい丘のまち
 本地域では美しい丘や広大な景観に多くの観光客が訪れているが、この丘陵も多くは耕作地であり、農耕者の努力と協力により美しさが保全されている。
 また、この丘陵はかつての大噴火による火砕流でできており、本地域の大地は火山と密接にかかわっている。
 美瑛町では美しいまちづくりとして、地元の資源である「美瑛軟石」を倉庫などの解体により集め、町営施設の資材として再利用している。これら美しい丘の形成の歴史と景観保全の取り組みを紹介する。

3.「十勝岳泥流のつめ痕に北の大地を切り拓く」

 1926年5月24日、十勝岳の噴火による融雪型火山泥流が発生、麓の美瑛町・上富良野町では144人が犠牲となる甚大な被害を受けた。この「大正泥流」の教訓は十勝岳火山防災の礎として今日の災害に強いまちづくりとして根付いている。かつての災害史や対策を発信し、二度と悲劇を繰り返さないため、後世に語り継ぐ。
 また、大正泥流では農耕地にも大きな被害が及んだ。上富良野町の「土の館」では復興の歴史、地域が願いを込めながら耕してきた土づくりの歩みを感じることができる。
 火山の恵みである豊かな農作物とその礎である土づくりの歴史について語る。
十勝岳泥流のつめ痕

活動内容

1.地域・普及部会

 ジオパークの理念及び活動を地域に普及させる活動の検討、提案など
  具体的な活動
  出前講座、ジオカフェ・PRイベントの開催、ポスター・パンフレットの作成など

2.防災・教育部会

 ジオパークを活用した地域教育、防災教育及び学術研究の検討、提案など
  具体的な活動
  教育事業の実施、学校教育への参加など

3.観光・ツーリズム部会

 ジオパークを活用した観光、宿泊、体験交流、ガイド実践・育成や情報発信の検討、提案など
  具体的な活動
  ジオガイドの養成、ジオツーリズムの推進など

4.産業部会

 ジオパークを活用した産業振興の検討、提案など
  具体的な活動
  ノベルティ商品の開発・販売など

5.行政部会

 行政支援や活動への助言の検討、提案など

活動1活動2活動3
 

日本ジオパーク認定審査について

 十勝岳ジオパーク推進協議会は、平成29年度日本ジオパークネットワーク正会員新規加盟認定審査へ申請し、日本ジオパーク委員会による書類・プレゼンテーション・現地の各審査を受けました。
 最終結果については、9月27日の第31回日本ジオパーク委員会にて審議され、「認定の見送り」という結果を受けました。
 審査結果の詳細については、11月7日付「日本ジオパーク委員会審査結果報告書」にて示されましたので、公開します。下記PDFファイルにてご確認ください。
日本ジオパーク委員会審査結果報告書PDF(275.71 KB)
 

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お問い合わせ

郷土学館
電話:0166-74-6116
十勝岳ジオパーク推進協議会
TEL 0166-76-4004
FAX 0166-76-4005

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