熱中症はめまいや頭痛、体がだるいなどの症状が起こり、重度になるとけいれんや意識の消失、最悪の場合は死に至ることもあるため、熱中症にならないための準備や行動が重要です。
熱中症になりやすい環境
熱中症は温度の高さだけでなく、多湿、風が弱い、太陽からの日射熱などの環境で体温が上昇しやすくなり、熱中症になりやすくなります。また、屋内外問わず熱中症は起こる危険性があるため、日頃から温度や湿度、熱中症警戒アラート(※1)等を確認しましょう。(※1 温度や湿度、日射熱・輻射熱等のデータを複合し示される暑さ指数(WBGT)に基づき、熱中症の起こる危険性を示すもの。熱中症特別警戒アラートおよび熱中症警戒アラートが発表されている場合、熱中症の危険性が非常に高く、適切な予防対策を行う必要がある)
【熱中症になりやすい場所の具体例】
・工事現場
・運動場や体育館
・気密性の高い建物の上階
※熱中症になりやすい場所にいる場合はなるべく一人きりにならないようにし、異変を感じたらすぐに対応できるように意識することが重要です。
熱中症になりやすい対象
体温調節能力が十分に発達していない子どもや体温調節機能が低下する高齢者は体の熱を上手く外に発散することが難しく、熱中症になりやすい特徴があります。また、障害のある方についても、のどが渇いていても気づかない、自分で水分がとれない、汗をふけないなどの場合があるため、周りの人からの声かけや、体調の変化がないか等の配慮も重要です。【熱中症になりやすい対象の具体例】
・高齢者
・乳幼児
・からだに障害のある方
・肥満
・体調の悪い人
熱中症にならないための対策
・エアコンなどを使用し、温度や湿度が高くなっていないかを確認しましょう。(エアコンがない、使用できない場合は、窓を開けて風が通るようにし、
扇風機なども併用して、熱い空気が留まらないようにしましょう)
・のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を補給しましょう。
(特に運動時はこまめに水分を補給するようにし、定期的に涼しい場所で休憩するようにしましょう)
・外出時は日傘や帽子を着用し、日光が直接当たらないようにしましょう。
【熱中症対策に役立つ道具】
・日傘、帽子等の日光を遮るもの
・保冷剤や冷えたペットボトル等の体にあてて直接体を冷やせるもの
熱中症になってしまったら
熱中症になってしまった場合、涼しい環境への避難と体の冷却をする必要があります。周りの人は熱中症を起こしている人に意識があるかを確認し、必要に応じて救急車を呼ぶなどの対応をしましょう。
【熱中症の応急処置について】

出典:厚生労働省ウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html)
熱中症予防関連リーフレット
・熱中症予防のためにPDF(1.14 MB)
・高齢者のための熱中症対策PDF(1.42 MB)
・障害のある方の熱中症予防ポイントPDF(1.42 MB)
・エアコンが使用できないときの熱中症対策PDF(1.10 MB)
その他、熱中症に関する情報について
環境省熱中症予防情報サイト