美瑛町のし尿処理の概要
美瑛町のし尿処理は、近郊市町村に先駆けて昭和37・38年に処理能力13キロリットル/日の施設を建設し、昭和39年2月から操業を開始しましたが、その後昭和52年度に至り施設の老朽化と処理能力の不足に伴い施設の更新を計画し、昭和53年度に現施設を建設、昭和54年5月から操業を開始しました。現施設(処理能力:25キロリットル/日)設置時には、1万5千人を越える人口を有し、季節によっては能力を超える処理を必要としましたが、現在に至っては人口の減少と下水道終末処理場の供用開始に(昭和61年9月)による減少により処理能力を超える処理は無くなり、平成2年度において、年間処理量は処理能力のおよそ半分となっています。
その後においても、人口の減少と水洗トイレの普及により処理量はさらに減少するものと思われましたが、合併処理浄化槽の急激な普及に伴い発生する浄化槽汚泥と観光客の増加に伴い、観光のポイントに設置された公衆トイレ(簡易水洗トイレ)から収集される濃度の薄いし尿が増加し、処理機能の維持を含めた対策が必要となり、平成9・10年度に簡易水洗専用受入設備を整備することにより、観光シーズンに集中していた濃度の薄いし尿を下水道終末処理場に搬送することにより円滑な処理にあたっています。平成2年度以降、し尿(汲み取りし尿)は年々減少しているものの、浄化槽汚泥・簡易水洗汚水の処理量は増加の傾向にありましたが、平成10年度から総処理量はほぼ横ばいとなっています。近年においては、し尿と浄化層汚泥の処理量を比較すると浄化槽汚泥が全体の50%を超える数値となっており、今後も水洗化・合併処理浄化槽の普及に伴い、更に増加の傾向にあります。
令和4年度より、美瑛町のし尿処理は、旭川市へ委託を行っています。
し尿収集手数料・申し込み
し尿収集手数料
300リットルまでは1,800円300リットルを超える場合は10リットルごとに60円を加算した額
(ただし、10リットル未満の端数があるときは10リットルといたします)
し尿収集の申込み
美瑛清掃株式会社電話0166-92-1336
浄化センターの概要
施設の名称
美瑛町浄化センター
住所
美瑛町字藤野第1
処理方式
嫌気性消化活性汚泥方式
処理能力
25キロリットル/日
敷地面積
20.244m2
建築面積
350.11m2
工作物面積
730.35m2
建設年度
昭和54年3月竣工
美瑛町浄化センターは、令和4年9月末で施設を廃止しています。
施設維持管理等について
令和4年度令和4年度し尿処理施設維持管理状況報告書PDF(35.64 KB)
令和3年度
令和3年度し尿処理施設維持管理状況報告書PDF(88.42 KB)
令和2年度
令和2年度し尿処理施設維持管理状況報告書PDF(88.42 KB)
平成31年度
平成31年度し尿処理施設維持管理状況報告書PDF(89.75 KB)
平成30年度
平成30年度し尿処理施設維持管理状況報告書PDF(71.39 KB)
美瑛町生活排水処理基本計画について
美瑛町では、生活排水に関する基本的な計画として「美瑛町生活排水処理基本計画」を策定し、環境に配慮した生活排水処理を行っております。本計画につきまして、令和3年9月に一部改定しましたので、公表いたします。
美瑛町生活排水処理基本計画PDF(241.85 KB)